トップページ > 坐骨神経痛とは > 坐骨神経痛とは何を指すのか

坐骨神経痛とは、その名の通り坐骨神経が痛んだりシビレたりする不具合をいいます。

長い長い坐骨神経

人間の体の中には神経が縦横に張り巡らされています。
神経の主な役割は情報伝達です。
電話線やインターネット回線みたいなものですね。
熱い、冷たい、痛い、触ったという感覚は身体の各部分で感じるのではなく、その情報が神経を通して脳に伝達されて脳で感じているのです。
また、脳が体の各部を動かしたいと指令を出すと、その指令が神経を伝わって各部に到達し、筋肉が動く仕組みになっています。
その神経の中でも最も長く太い神経が坐骨神経です。

坐骨神経は腰からお尻の後ろ側、太ももの裏を通って足先まで通じています。
ですからこの坐骨神経がうまく機能しないと、歩くことや座ること、立ち上がることさえ支障がでてくるのです。
また、足先の感覚がマヒしてくると、熱さや痛みも感じなくなってしまう危険があるのです。

痛いところが悪いとは限らない

これだけ長い神経ですから、シビレや痛みが発生する部分が患部とは限らない、という現象が起きてきます。
太もも裏が痛んで仕方がない、ふくらはぎでシビレを感じるのに、よくよく調べてみると悪いのは骨盤まわりであった、脊椎で神経が圧迫されていた、という事例は枚挙にいとまがありません。
どこが痛いのか、そしてどこがわるいのか、専門家によく診てもらう必要があるでしょう。

原因なのか?症状なのか?

坐骨神経痛は病名ではなく症状のことをいっている、という説明が最近多くなりました。
あとからみますが、坐骨神経痛の原因はさまざまです。
冷えからくる場合もあれば腫瘍が神経を圧迫して坐骨神経痛として出ている場合もあるのです。
原因がさまざまということは、対処法も違えば治療法も違ってきます。
症状は似ていても、その実違った病気である可能性があるのです。

お年寄りや虚弱体質に多いのか

坐骨神経痛というとお年寄りに多いといイメージが定着しています。
しかし、実際に悩んでいる方をみると必ずしもそうではないのです。
坐骨神経痛になった有名人をあげてみると、
・プロ野球の城島選手
・AKB48の大島優子さん
・タレントの二宮和也さん
など強健なスポーツ選手や若い芸能人などにも多いのです。
また、妊娠中の妊婦にも坐骨神経痛の方は多くいます。
その原因がさまざまであることを考えると、さまざまなタイプの方にその危険があるということがわかるでしょう。

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